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胡蝶蘭の水やりの基本ルール
水やりのタイミングは「乾いたら」
胡蝶蘭は乾燥に強く、常に湿った状態を保つ必要はありません。水やりのタイミングの目安として、次の方法で「乾いたサイン」を確認しましょう。
- 水苔の場合:表面が白っぽく乾燥してきたら水やりのタイミング
- バーク(樹皮)の場合:鉢の中が軽くなったら水やりのタイミング
割り箸や竹串を植え込み材に差し込み、抜いてみて湿り気がない場合も水やりの合図です。
水のあげすぎが枯れる原因になる理由
胡蝶蘭の根は通気性を必要とするため、水を与えすぎると根が腐ってしまいます。根腐れすると、水を吸収できなくなり葉がしおれてしまうため、頻繁に水をあげるのは避けましょう。
水苔・バークなど植え込み材による違い
胡蝶蘭の植え込み材によって水やりの方法が異なります。
- 水苔:保水性が高いため、水やりの頻度は控えめにする
- バーク:通気性が良く乾燥しやすいため、水やりの回数はやや多めにする
季節別|胡蝶蘭の適切な水やり方法と頻度
春(3月~5月):成長期はしっかり水やり
春は胡蝶蘭の成長期にあたり、水やりの頻度を増やします。
- 目安:1週間に1~2回
- 晴れた日の午前中に水を与える
夏(6月~9月):蒸れに注意!朝の水やりがベスト
気温が高くなる夏場は、水やりの頻度は増やしつつ、蒸れを防ぐ工夫が必要です。
- 目安:1週間に2回程度(気温が高い日は様子を見ながら)
- 夕方以降の水やりは避け、午前中に行う
秋(10月~11月):水やりの回数を徐々に減らす
気温が下がり始める秋は、水やりの頻度を少しずつ減らしていきます。
- 目安:10日に1回程度
- 根が乾燥しすぎないように霧吹きを併用する
冬(12月~2月):根腐れ防止のため水やりを控えめに
冬は気温が下がり、胡蝶蘭の成長が鈍くなるため、水やりの頻度を大幅に減らします。
- 目安:2週間に1回程度
- 朝の暖かい時間帯に少量の水を与える
胡蝶蘭の水やりでよくある失敗と対策
水をあげすぎて根腐れした場合の対処法
根腐れを起こした場合は、以下の対処法を試してください。
- 鉢から取り出し、腐った根を清潔なハサミでカット
- 新しい水苔またはバークに植え替える
- 水やりの頻度を見直し、しばらくは乾燥気味に管理
水不足で葉がしおれたときの回復方法
葉がしおれた場合は、水不足の可能性があります。
- 鉢ごとぬるま湯に5~10分浸し、十分に水を吸収させる
- 水やり後は風通しの良い場所に置き、湿度を保つ
受け皿に溜まった水は捨てるべき?
胡蝶蘭の鉢の下に受け皿がある場合、水が溜まったままにすると根腐れの原因になります。
- 水やり後は必ず受け皿の水を捨てる
- 受け皿を使用せず、排水しやすい環境を作る
胡蝶蘭を長持ちさせるための水やり+αのポイント
適切な置き場所と湿度管理のコツ
胡蝶蘭は直射日光を避け、明るい間接光の当たる場所が最適です。
- 湿度40~60%を保つ
- 風通しの良い場所に置く
霧吹きを活用して葉の乾燥を防ぐ
乾燥が気になる場合は、霧吹きで葉に適度な水分を補給するとよいでしょう。
- 夏や冬の乾燥時期に1日1回程度の霧吹きを行う
- 花には水がかからないよう注意
肥料やりのタイミングと注意点
胡蝶蘭には基本的に多くの肥料は不要ですが、成長期には少量の液体肥料を与えるとよいでしょう。
- 春~秋の成長期は、2週間に1回のペースで薄めた液体肥料を与える
- 冬は肥料を控えめにする